不思議な体験

必ず1人少ない人数で店を予約する家族 「長男が明かした真相」に号泣者続出

(Milatas/iStock/Thinkstock)

「亡くなった人は、家族や大切な人の傍にいる」

そんなことを裏付けるかのような、ちょっと不思議で感動的な体験談が、女性限定匿名掲示板『ガールズトーク』に投稿され話題となっている。

 

■1人少ない人数で予約を入れる家族

投稿者は、月に1回程度行きつけの飲食店で家族で食事をしているという、3人の子供を持つ既婚女性。

その飲食店で大学生の長男がバイトを始め、短大の寮に入っている娘が帰ってきたタイミングで、長男の仕事ぶりを見に行きがてら、家族で食事に出かけたという。

バイトを終えた長男が席につくと、長男は「従業員の女性から兄弟の人数を確認された」と家族に話を切り出す。

投稿者の子供は上の2人の他に小学6年生の次男がいて3人なのだが、女性にそのことを伝えると、驚きの返答が返ってきたという。

「え? 4人じゃないの? あれ?  なんかね、いつも5人で予約してるけど、来店するとき必ずもう1人いるように感じるの。もう1人のおばちゃんも、私もいつもそう思っててね。不思議だねぇ~って話してたのよ」

 

長男からの話に家族は驚愕。この一家には、生きていれば小学4年生になるはずの4人目の兄弟がいたのだった。

 

■生後7カ月で亡くなった三男

その4人目の兄弟とは、生後7ヶ月で「乳幼児突然死症候群」により亡くなった三男。従業員の女性の発言に、長男ははじめどう返答していいか困惑したそうだが、同じような話を再びされたタイミングで三男の存在を打ち明けたという。

長男の話を聞き、お皿を下げに来た従業員の女性に投稿者が三男の話題を振ると…

「いつも1人少ない人数で予約するから、お店に来た時に、あれ? って思うんだけど。この前、長男くんから聞いて納得したのよ。最初は三番目かな?って迷ったんだけど、あの子は1番下のお子さんよね」

 

と、話してくれたという。亡くなった三男が家族の傍にいることを、従業員たちが人数を勘違いしてしまうほど強く感じ取っていたのだった。

たった7カ月という短い生涯を終えた我が子に「ごめんね」と呟くことが多かったという投稿者。

この不思議な出来事に胸が熱くなり、思わず店の中で泣いてしまった後、三男の遺影の前で「笑顔でいてくれて、大きくなっていてくれてありがとう」と言うことができたのだそう。

田舎で出会った不思議なお姉さん

 

小学2年生の頃の話。

 

小さい時に母ちゃんが死に、俺は親父に育てられていた。

 

父子家庭が原因なのか内向的な性格で、小学校で壮絶ないじめに遭っていた。

 

1年生の頃からずっといじめ続けられ、とうとう2年生で登校拒否になった俺は、一時的に母方の実家の田舎に預けられた。

 

そこは物凄い田舎で、まだ日本にこんなところがあるんだな、と思った。

 

そこでのんびりと過ごすことになった。

 

過疎が進んでいて、地域にいる子供は高校生が3人いただけだった。

 

一人が気楽だったし、虫好きだった俺はよく虫捕りに出掛けていた。

 

そんなこんなで半年ぐらいが経った時。

 

8月だったと思うが、一人の女の人と知り合いになった。

 

20代後半から30代前半くらいの、黒髪の長い綺麗な人だった。

お前、誰と遊んどったんや?

きっかけは、向こうから俺に話しかけてきたこと。

 

「ボク、ここらへんの子じゃないよね?夏休みで来たの?」

 

しどろもどろになった俺を察してくれたのか、虫篭に目線を向けて、「あ!いっぱい捕まえてるね。見せてくれる?」と。

 

俺も虫の話なら大好きだったから、その人に色々と説明してあげたりした。

 

その人は相槌を打ちながら、「すごいね」、「へぇ」と言ってくれていた。

 

他人に褒められたことなんて無かったから、純粋に嬉しかった。

 

その日から、そのお姉さんと遊ぶようになった。

 

一緒に虫捕りに畑へ行ったり、川に行ったり。

 

待ち合わせは、いつも川の近くのお地蔵さんの前。

 

爺ちゃんと婆ちゃんにお姉さんの話をしたら、「あぁ、夏やから○○さん家の娘さんが帰ってきとるんやろ。迷惑かけちゃいかんよ」と言っていた。

 

超過疎状態でよそ者も来ない土地だったから、そんなに気にも留めてなかった。

 

お姉さんは不思議な人で、あまり自分の話はしなかった。

 

俺が家族の話とか訊いても、全部うまくはぐらかしていた。

 

でも俺の話は親身に聞いてくれて、学校でいじめられていたこと、母ちゃんがいないこと、爺ちゃんや婆ちゃんにも言わなかった弱音もよく吐いた。

 

俺の愚痴を聞き終えると、いつも優しく慰めてくれた。

 

俺は、「お姉さんが母さんだったら・・・」と、よく思った。

 

そうお姉さんに言うと、なんだか悲しそうな顔をしていた。

 

でも、お姉さんと出会って少し経った頃から、体調が悪くなり始めた。

 

最初は風邪かなと思ったけれど、熱は無いし大丈夫だろうと考えていた。

 

何より、お姉さんに会えないのが嫌だったし、気分が悪くてもお姉さんとのいつもの待ち合わせ場所に向かっていた。

 

体調はどんどん悪くなり続け、爺ちゃんや婆ちゃんも心配になったのか、俺を家で寝かしつけておくも一向に良くならない。

 

俺は俺で、お姉さんに会いたいとずっと文句を垂れているから、爺ちゃんがそのお姉さんの実家であろう家に電話をかけた。

 

電話をかけ終わると爺ちゃんは突然焦った様子で、「お前、誰と遊んどったんや?○○さん家の娘さん、今年は帰って来てないって言うぞ!?その人の名前は?どんな人や?」と訊いてきた。

 

俺は混乱しながらも、よく考えたら名前を知らなかったことに気づいた。

 

とりあえず特徴を告げると、急いでまた電話し始めた。

 

俺は何をそんなに焦っているんだろうと思ったけれど、よく考えたら知らない人間がいるなんてありえない地域だった。

 

周りは全員知り合い状態だし、よそ者が来たらすぐに分かる土地。

 

ましてや、知らない人が住んでいるなんて尚更ありえない。

 

でも小さい俺は、それがよく分からなかった。

 

結局、そんな女性はいないと分かり、爺ちゃんと婆ちゃんも不気味に思ったのか、その日から俺はお姉さんとの待ち合わせ場所へ遊びに行くのをやめさせられ、家の近くで遊ぶようになった。

 

それに、少しはマシになったものの、体調は相変わらず悪かった。

 

本当はお姉さんに会いたかったけれど、これ以上、爺ちゃんと婆ちゃんにも迷惑をかけられなかった。

 

その日も家の裏の畑で虫探しをしていると、昼頃に「●●君、こんにちわ」と、お姉さんが突然やって来た。

 

俺はもう嬉しくて、また一緒に虫捕りをして遊んだ。

 

でも、なぜか分からないけれど、俺はあんなことがあったにも関わらず、お姉さんの素性を一切訊かなかった。

 

それに、少し離れた所には爺ちゃんと婆ちゃんも居たのに、二人ともお姉さんに気づいていないようだった。

 

その夜、思い出したように訊いてみた。

 

「なんで昼間、お姉さんと虫捕りしてたのに何も言わなかったの?」

 

そう言うと、二人は突然青ざめ始め、「昼間って、お前一人で遊んでたろう?爺ちゃんも婆ちゃんもお前が遠くに行かんかずっと見とったぞ」と言った。

 

二人はどんどん顔が強張っていき、爺ちゃんは急いで親父に電話した。

 

電話が終わると爺ちゃんは、「悪いけど、●●、お前はもうお父さんの所へ帰れ。もうここにおっちゃいかん」と言った時は本気で絶望した。

 

ここからは、俺が大きくなってから聞いた話だが、この土地はずっと昔に『子供の神隠し』が多発していた場所なんだという。

 

どうやら、友達が少ない子ほど神隠しに遭いやすいという言い伝えがあったらしい。

 

そして、神隠しに遭う子は、居なくなるちょっと前から原因不明の体調不良に襲われるのだと。

 

でも爺ちゃんは、どうせ友達を多く作るための方便と思っていたらしい。

 

だけど、神隠し云々に関わらず、爺ちゃんは当時の俺をどうもおかしく感じたらしく、帰らせることにしたと。

 

駄々はこねたものの、結局は一週間後に帰ることになってしまった。

 

帰ることが決まってからの一週間、俺は家を一歩も出ることが出来ず、ずっと家の中に居させられた。

 

婆ちゃんは相変わらず不安そうだったが、俺はお姉さんに会えなくなることをずっと悲しんでいた。

 

そして帰る当日の朝、親父の迎えを待ちながら庭の縁側で泣きながらうずくまっていると、突然お姉さんがひょっこり現れた。

 

おかしいとは思いつつも、恐怖は微塵も感じなかった。

 

「●●君、どうしたの?」

 

いつものように優しく話しかけてきた。

 

俺はもう帰らなくちゃいけないことを伝えると、寂しそうに「そっか・・・でもそれがいいと思う。大丈夫、お姉さん遠くで応援してるから」と言った。

 

最後に俺が、「ここに来たらまた会える?」と訊くと、悲しそうに首を横に振り、歩いて庭から出ていった。

 

家に帰った俺は、それからは何故かいじめにも遭わなくなり、体調も良くなって普通に暮らすようになった。

 

でも、あれから一度もお姉さんとは会っていない。

 

結局、お姉さんは何者か分からなかった。

 

幽霊かも知れないし、神隠しの使者かも知れない。

 

神隠しから守ってくれたのかも知れないし、普通の人間だったのかも知れない。

 

本当に不思議な体験だった。

 

 

(終)

The post 田舎で出会った不思議なお姉さん appeared first on 怖いもん通信.

土砂降りの雨の日にやって来たモノ

 

田舎の爺ちゃんに聞いた話。

 

まだ僕や兄が生まれるより幾らか前の事。

 

時期的には6月の終わりから7月の始め。

 

梅雨ただ中のその日、外は朝から土砂降りのような雨が続いていた。

 

野良仕事に出ることも出来なかった爺ちゃんは、昼間から囲炉裏端(いろりばた)で酒をちびちびと煽っていた。

 

他にやる事と言えば煙草を吹かすくらいしかなく、昼飯はとうに終えたとはいえ、夕飯の時間にはまだ随分と時間があった。

 

自然と酒を煽る回数が多くなるが、酒瓶の中身は少々心もとない。

 

買い置きも無いので、これを飲み切ってしまえば買いに行くしかないが、この土砂降りの雨の中、外に出るのは遠慮願いたい。

 

そうして昼間から過度の深酒になるような事もなく、暇を肴に何とか残り少ない酒をやりくりしていた。

 

それからどれくらい経ったのかは憶えていないが、酔いも程良く回ってきたので横にでもなろうかと思った矢先、不意に玄関の戸を叩く音が聞こえてきた。

こんな雨の中、一体誰が来た?

ガアン!ガアン!ガアン!

 

こんな雨の日に誰ぞ来たのかと思い、「誰だあ?」と声をあげる。

 

すると、戸を叩く音はピタリと止み、また雨音だけが聞こえてくる。

 

扉を開けて誰かが入ってくる様子はない。

 

はて?と思っていると少しの間を置いて、ガアン!ガアン!と戸を叩く音がする。

 

出るのも億劫だったので、奥の部屋で繕い物か何かをしている婆ちゃんに出てもらおうと思った。

 

・・・が、婆ちゃんには聞こえていないのか出てこない。

 

爺「おうい、婆さん!」

 

呼んでもみたが返事が無い。

 

その間も、戸を叩く音は鳴り続けている。

 

このままでは転寝(うたたね)も出来ないと思った爺ちゃんは、渋々といった体で玄関へ向かうことにした。

 

やや千鳥足ながらも玄関にやってきた爺ちゃんは、サンダルを引っ掛けてガアン!ガアン!と振動に揺れる戸に手を掛けた。

 

そして、「そんなに強う叩いたら戸が壊れる」と、戸の向こうの相手をいさめながら一気に戸を引いた。

 

爺「・・・ありゃ?」

 

その向こうには誰も居なかった。

 

ついぞ今まで、それこそ寸前まで誰かが叩いていたというのに、開けてみたら誰も居ない。

 

そんな馬鹿な事があるものかと思い、戸口から顔を出して周囲を見回してみる。

 

やはり誰も居ない。

 

ただ、軒下を見るとやはり何かが居たかのように、戸の直前までがぐっしょりと濡れていた。

 

はて?と思い、戸を閉めて囲炉裏端に戻る。

 

そして、おもむろに横になった。

 

するとまた、ガアン!ガアン!と、誰かが戸を叩く。

 

またか、と玄関にすっ飛んで行って戸を開ける。

 

やはり誰も居ない。

 

今度は少しばかり外に出て見回してみるが、やはり誰も居なかった。

 

ただ、軒下の濡れ跡が先程より大きくなっている気がした。

 

爺ちゃんはそれをしばらく眺めて少し考えると、玄関先にあった傘を一つ引っ掴み、軒先にひょいと立てかけた。

 

なんとなくそんな気がしたのだという。

 

そうやって三度、囲炉裏端に戻る。

 

するとやはり、ガアン!ガアン!と誰かが戸を叩く。

 

爺「そこに傘があるから勝手に持って行けばええ!」

 

爺ちゃんは大声で言った。

 

すると、戸を叩く音はピタリと止まった。

 

爺ちゃんは面倒に思いながらも、もう一度玄関に出向き、戸を開けて外を見る。

 

軒先に立てかけておいた傘が無くなっていた。

 

爺ちゃんはヤレヤレと思いながら囲炉裏端に戻ると、婆ちゃんが居た。

 

爺「どこに居たんや?」

 

婆「奥におりましたよ」

 

どうやら、あれだけ大きな音と声が響いていたというのに、婆ちゃんには何も聞こえていなかったらしい。

 

婆「誰か来とったんですか?」

 

爺「何か来とったようだなあ。あまりにも戸を叩きまくるもんだから傘をくれてやったわな」

 

そう爺ちゃんが答えると、婆ちゃんは少しだけきょとんとした顔を見せた。

 

そして、「新しいの買いに行かないといかんねえ」とだけ言ったそうだ。

 

それから数日後、ようやく雨も止んで晴れの日が数日続いた頃、山仕事に出掛けた爺ちゃんは思いもよらない物を見つけた。

 

それは、大きな木の枝に開いたままで掛けられた傘だった。

 

最初は誰かが忘れでもしたのかと思い無視して歩いて行ったが、その傘が何故か、行く先行く先の木に掛かっている。

 

それで手に取ってみて、ようやくあの雨の日に何かにくれてやった自分の家の傘だと気づいた。

 

もしかしたら、返そうとしているのかも知れない。

 

そう思った爺ちゃんは、傘を枝に引っ掛け直すと、「こら、オメエにくれてやったモンだ。いいから持ってけ!」と大声で言ってその場を後にした。

 

すると、それから先の木の枝に傘が掛かっていることはなかった。

 

この話を聞いた時、僕は爺ちゃんにこんな事を訊いた。

 

僕「それで、何かお礼とか無かったの?」

 

随分と素っ頓狂な質問だが、昔話なら『傘を借りたお礼に木の実が~』とか、そういったパターンが王道だと思ったからだ。

 

しかし爺ちゃんは少し考えた後、「そんなもんなかったなぁ」と素っ気なく言った。

 

そして、「ただまあ、返してこようと思った気概は買っとるがのぉ」と付け加えて、苦笑気味に笑っていた。

 

(終)

The post 土砂降りの雨の日にやって来たモノ appeared first on 怖いもん通信.

悪ガキ仲間たちの「探検ごっこ」にて

 

30年以上も昔の話です。

 

場所は東京都の近郊。

 

とても怖くて悲しい思い出です。

 

僕は小学校低学年の頃、近所の悪ガキ仲間たちと『探検ごっこ』をしていました。

 

僕と従弟、それに隣の悪ガキと近所の悪ガキの4人であちこち行きました。

 

まだ埋められていない防空壕の跡や川原の茂み、大きな公園の奥の森の中。

 

子供の僕たちには広大な未知の空間でした。

 

お約束のエロ本なども落ちていて、まさに冒険でした。

 

公園のそばに古い民家(廃屋)があり、わりと大きな屋敷でした。

 

「夏休みにソコを探検しよう!」ということになりましたが、その時に隣の悪ガキが家族旅行で不在だったので3人で探検することに。

3人のうち1人が帰らぬ人に・・・

屋敷の門は鎖で閉じられ“立ち入り禁止”と書かれていたので、生垣の隙間から潜り込みました。

 

生垣で囲われた庭は背丈を超える雑草で覆われ、鬱蒼(うっそう)とした感じ。

 

建物は一部が崩壊していて、今にも朽ち果てる寸前でした。

 

家の周囲をひと回りすると雨戸が外れている場所があり、そこから屋敷の中へ入りました。

 

カビ臭い室内。

 

腐った畳は底が抜けそうな程で、ゴミも散乱していました。

 

タンスがあったので何気なく開けて見たりしていると、奥の部屋からなにやら物音が・・・。

 

襖(ふすま)を開けると、中年の女性が座っていました。

 

その女性は汚れきったグレーの浴衣姿で、恐ろしい顔をしてこちらを睨んでいました。

 

敷かれた布団の上に座り、青白い顔で僕たちを睨み続けています。

 

僕は何故か、“殺される・・・”と思いました。

 

僕たちは「スイマセン!」と叫び、慌てて逃げ出しました。

 

表へ出ると、いつの間にか外は真っ暗に。

 

僕たちは各々一目散に家へ帰りました。

 

そして不思議な事に、探検に出発したのは昼飯を食べたすぐ後で、探検していたのはせいぜい十分くらい。

 

ところが、家に帰ると夜の八時を回っていました。

 

僕はたっぷり叱られました。

 

しばらくすると近所の悪ガキのお母さんが来て、「うちの子供が行方不明なのよ。知らないかしら?」と話しているのが聞こえました。

 

僕と従弟が事情を話すと、親たちは廃墟の屋敷へ捜しに行きました。

 

しかし、その屋敷には誰もおらず、その子も見つからないまま翌日になりました。

 

朝になってから警官がうちへ来て、色々と事情を訊かれたりしました。

 

そしてその日の午後、公園の池に沈んでいるのが発見されました。

 

夏休みが終わる頃、廃墟の屋敷は取り壊されました。

 

僕たちがあの時に見た中年の女性は一体何者で、そもそも時間が急激に進んだ事も理解出来ていません。

 

(終)

The post 悪ガキ仲間たちの「探検ごっこ」にて appeared first on 怖いもん通信.

拉致監禁された時の不思議な出来事

 

私は過去に『拉致監禁』されたことがあります。

 

それは10年ほど昔のことです。

 

私を拉致したのは同じマンションに住む女性で、私はその女性宅の風呂場に閉じ込められました。

 

縛られたりはしなかったのですが、「逃げたら殺す」と脅され、ドアの外にも何かが積まれているようで逃げることが出来ませんでした。

 

危害を加えられるわけでもなく閉じ込められただけだったのと、同じマンション内だということで、すぐに助かるのではないかと望みを持っていました。

 

だからと言って眠れるはずもなく、次第に時間の感覚も無くなり、風呂場にいることが現実かどうかもよく分からなくなってきた私は、空のバスダブの中に座ってボーっとしていました。

 

そんな時、当時付き合っていた彼氏が突然風呂場に現れました。

不思議な体験のおかげで・・・

彼は「大丈夫か?」と、バスダブの中の私に声を掛けてきました。

 

私は訳が分からず、「なんでここにいるの?」と訊きました。

 

自分の頭がおかしくなったのかと・・・。

 

彼は、「多分これ夢だと思うんだよ。俺は今、夢見てるんだ」と言います。

 

さらには、「ここは○○(私)の家の風呂場だし」と。

 

当時住んでいたマンションの造りは少し変わっていて、風呂場とトイレが別々になっているのに風呂場はユニットバスでした。

 

私は、「ここは同じマンションの別の部屋で、変な女の人に閉じ込められているの」と答えました。

 

何号室か訊かれましたが、大まかな階しか分かりません。

 

彼は私が居なくなってから2日目になることを教えてくれた後、「絶対に助かるから頑張れ」と言ってくれました。

 

そして彼は風呂場の扉を開けて普通に出て行ったので、やっぱり幻覚を見たのだと思っていました。

 

その後、ようやく私は救出されました。

 

閉じ込められてから3日目のことでした。

 

運ばれた病院に警察の人が来て事情聴取をされたのですが、一通りの話をした最後に、彼氏の話を訊かれました。

 

彼は警察に、「彼女が同じマンションの人に閉じ込められている夢を見た」と言ったのだそうです。

 

普通ならそんなことを真に受けたりしないそうですが、彼が部屋の番号まで詳しく話すので、聞き込み調査の時にちょっと気にかけていたそうです。

 

すると、私を拉致した女性に不審なところがあり、私の発見に至ったのだそうです。

 

私は自分が見た幻覚のことを思い出しましたが、私は部屋の番号を知らなかったので不思議に思い、後日お見舞いに来てくれた彼氏に訊きました。

 

彼は大学で階段から落ちて倒れた時に、その夢を見たそうです。

 

(私の行方不明もあり、寝不足と注意不足だったとか)

 

あの風呂場で私とした会話もそのままでした。

 

彼は夢の中で風呂場から出た後、玄関のドアから出て部屋の番号を確認したところで目が覚めたと言っていました。

 

彼は、「階段から落ちた時に死にかけて幽体離脱でもしたのかな」と笑っていましたが、この不思議な体験のおかげで私は事件そのものをトラウマにならずに済んだと思っています。

 

もうすぐ彼の3回忌なので、思い出しながら書いています。

 

結婚前に彼が亡くなってしまったことの方が、よっぽど引き摺っています。

 

(終)

The post 拉致監禁された時の不思議な出来事 appeared first on 怖いもん通信.