現実

夢を追う人はバカらしい? 「現実から逃げてるだけ」と批判も

(©ぱくたそ)

有名になりたい、好きなことで生きていきたい、大金持ちになりたい…と夢をもっている人は少なくない。夢に向かって努力する姿を見て、応援したいと思う人もいるだろう。

しかし一方で、「バカバカしい」「もっと現実を見るべき」と否定的に思う人も。

しらべぇ編集部は全国20〜60代の男女1,348名に「夢を追っている人」についての意識調査を行ったところ、全体の23.7%が「バカだと思ったことがある」と回答した。

 

■20代男性と30代女性からは厳しい評価

性・年代別で比較すると、20代男性の3割以上が夢を追う人に厳しい評価を下していることがわかった。就職を考える時期、もしくは就職したあとに、夢を追っている友人を見て「バカらしい」と感じるのだろうか。

また30代女性も約3割が否定的な意見のよう。主婦として、ひとりの女性として、もしくは子を育てる母親として現実を見据えるとき、夢を追っている人がバカらしく感じるのかもしれない。

その他、若い世代ほど夢を追う人に厳しいことが判明した。

 

■仮想通貨もちの人ほど夢追い人に厳しい

また、特徴別で比較すると…

ビットコインをはじめとした「仮想通貨」をもっている人の6割以上が、夢を追う人に否定的なことが判明。現実を直視する人ほど仮想通貨に興味があるようだ。

また、「ツイッター廃人」の4割以上も夢を追う人をバカらしく思っているよう。「ネットの声」の象徴のように扱われるツイッター民たちだが、現実を見ない人に厳しいようだ。だからこそ、厳しい意見が飛び出してくるのかもしれない。

そして、「再婚経験アリ」と回答した人の4割以上も夢追い人に否定的な傾向に。一度、離婚を経験しているからこそ、現実には人一倍厳しいのかもしれない。

 

■「現実から逃げてるだけ」の声

編集部では実際に話を聞いてみた。

「バカらしいと思います。ちゃんとした目標もあって、戦略もあって、それで実現可能なら理解はできますけど、ただ闇雲に『夢があります!』と言っている人って、ただ現実から逃げてるだけじゃないかと。

 

自己責任だし夢を追うのは自由ですけど、ちゃんと挫折したときのことは考えるべきだと思いますね」(20代・女性)

 

「私は夢を追う人を応援したいですね。自分は挫折してしまったクチなので…。20代ならまだ人生はどうにでもなるので、後悔しないためにも自分の道を進むべきだと思います。

 

何かとすぐに頑張ってる人をバカにするのは、自分の首を締めているだけなのでは」(30代・男性)

 

賛否両論分かれる問題だが、「バカだな」と思う人の中には、夢を追っている人に対しての嫉妬心も含まれているのかもしれない。

もう耐えられない…約半数が見たくない現実からの逃避を容認

(©ぱくたそ)

「現実から目をそらすな」は、よく耳にする言葉だ。しかし、つらいことから逃げたくなるのは、人間の防御本能でもある。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「現実について」の調査を実施。

「見たくない現実からは目をそらしていいと思う」と答えた人は、49.3%と半数に迫る高い結果になった。

 

■若い女性は現実から目をそらす

性年代別では、20代から30代の女性が多いのが印象的である。

彼女たちは、つらいことよりも楽しいことを選択したいようだ。

「ネガティブ思考の人を見ていると、楽しいことがいっぱいあるのに嫌なことだけに目を向けている感じがする。そんな人と一緒にいると、こっちまでネガティブになる」(30代・女性)

 

「ただ、楽しく生きたい」(20代・女性)

 

中には、ブラック企業の問題に結びつける男性も。

「ブラック企業が問題になり、ようやく逃げてもいい風潮ができたのはよかったと思う。これまではどんなに現実がきつくても、逃げるのは愚かだと思われてきたから」(30代・男性)

 

 

■「逃げてばかりでは成長しない」との声も

一方で、現実とはきちんと向き合うべきだ、と思っている人も多くいる。

「嫌なことから逃げてばかりいても、成長をしないと思うけど」(40代・男性)

 

また先延ばしは、大ごとになるとの声も。

「どうでもいいことを気にする必要はないけど、自分が関わることは先延ばしにするとさらに大きな問題になることがある」(30代・男性)

 

 

■ツイッターでは自ら嫌なツイートを見る人が

自分のことをツイッター廃人だと思っている人は、6割もの人が「見たくない現実から目をそらしていい」と考えている。

ツイッターでは、わざわざ嫌な投稿を見つけて批判する人も多い。

「いろんな人に批判的なリプを送っている人がいるけれど、『嫌なら見なきゃいいのに』って思う。そんな人は、批判リプが趣味になっているんだろうけど」(30代・男性)

 

目をそらしていいものと、そうでないものの見極めが重要といえそうだ。

・合わせて読みたい→『逃げ恥』でガッキーが「無職」の妄想 背筋凍る人が続出する悲劇

(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)