『どこそこに御札がビッシリ貼られていた』という話。

 

そのような話を見たり聞いたりする時、いつも疑問に思っていた事がある。

 

「御札って良いものでしょ?」と。

 

「御札が貼ってあるのなら大丈夫ですよ、安心ですよ、という事でしょ?」と

 

「御札が貼ってあれば、何故それで怖いって事になるの?」と。

 

御札は、怖いものを避けたり封じたり。

 

ずっとそう思っていたが・・・。

御札を見ると怖く感じるのは何故か?

最近、俺の故郷の古くて大きな実家をリフォームする事になった。

 

建物の一部を壊したら、外や家の中のどこからも目に触れない4本の柱と、壁に囲まれて露出していない無意味な柱が1本あった事が分かった。

 

そして、その柱に古い御札がビッシリと貼られていた。

 

それを見て、「ああ、御札が貼ってあるって事は、そこに”何かがいる”、もしくは”何かがある”って事なんだなあ」と。

 

「『脅し』や『警告』の意味があるから怖いんだな」と。

 

本当に単純な事なんだけれど、その時になって初めて分かった。

 

もうそうなると、御札は神符や護符ではなくて『呪符』という感じだ。

 

たとえば、イタズラで誰かさんの物にコッソリと何処かのお寺の御札を貼っておけば、その誰かさんが貼ってある御札を見つけた時、当人はほぼ確実に嫌な気持ちになるだろう。

 

どれだけ霊験あらたかな御札でも、その瞬間、当人とって忌々しいものになってしまう訳だ。

 

※霊験あらたか

神様のご利益がすぐに現れる、といった意味。

 

なぜ、御札が貼られているのか?

 

何があったのか?

 

御札は剥がしてはいけないのだろうか?

 

御札が貼られた物そのものを破棄したら祟られるのか?

 

そもそも、その御札で害を抑えきれているのか?

 

等々、色んな事を考えざるを得ない。

 

件の柱については、そのまま残してリフォームを進めてもらった。

 

「大丈夫ですかね?何なんでしょうね?」と言うリフォーム業者に対し、正直こちらが知りたいよ・・・。

 

(終)

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