藤村岳の男美均整のミナオシ

夏疲れを癒す、男の秋ケア10連発!【藤村岳の男美均整のミナオシ】

藤村岳の「男美均整のミナオシ」

「通常、男性がめったに触れないであろうコスメや身だしなみの最新情報や技術などを紹介し、日々の生活を新しい視点から見直せるようにしたい」という、男性美容研究家・藤村岳が、一流男子の所作や振る舞い、装いを身につけることの大切さを毎月綴る。

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危険度マックス! 毛髪と頭皮のケア方法

強い日差し、うだる暑さに辟易とした人も多いだろう。子どもの頃なら真っ黒に日焼けしても、秋には落ち着いてきた。そんな生命力にあふれる存在とはもう遠くかけ離れてしまい、夏のダメージが深刻になる三十路過ぎ。髪、顔、体のメンテナンスを施す必要がある。ムダに老けたくなければ、ぜひ実践を!

まずシャンプーを清涼タイプからチェンジ。ビタミンを豊富に含むアボカドオイルと温泉由来成分が入ったシュウ ウエムラの『クレンジングオイルシャンプー』なら地肌の汚れをしっかり落としつつ優しく洗い上げることができる。女性に人気のブランドだからシェアして使うのもよし。

シュウ ウエムラ クレンジングオイルシャンプー 3200円(400ml)

次はヘアマスク。短髪の男性はつい洗いっぱなしにするが、秋はきちんと保湿をして欲しい。ジョンマスターオーガニックの新製品『R&Aヘアマスク』ならオーガニックローズにアプリコットオイルや植物由来プロテインで髪のダメージを修復してくれる。きちんと保湿することで、ツヤのある髪に導いてくれる。

ジョンマスターオーガニック R&Aヘアマスク 実勢価格:4400円(148ml)

老け顔を回避するには 保湿とエイジング対策を

そして、最近流行りのアウトバストリートメントも夏のダメージケアに採り入れよう。フローディアのコート『ミルク スムース』がお勧め。医学発想の新ブランドで毛髪ダメージの新発見をした。

毛髪を乾燥から守って、サラサラにしてくれる、夏に紫外線を浴びた髪の補修に最適だ。

フローディア コート ミルク スムース 実勢価格:2800円(95ml)

次は、最も印象を左右する顔のダメージ克服法を解説したい。夏のようにジェルだけでは物足りないので、普段のスキンケアを質感のリッチなものへとスイッチしよう。ドイツ生まれのロゴナの『メンズ・ハイドレイティングクリーム』はフラボノイドが豊富なイチョウや毛穴引き締めのカフェインなどに、カンゾウなどの植物成分がたっぷり。保湿しながらエイジングケアもできる優れものだ。

ロゴナ メンズ・ハイドレイティングクリーム 実勢価格:3700円(50ml)

スペシャルケアとしてシートマスクもぜひ。アンプルールの『ラグジュアリーホワイト トリートメントマスクHQ』が夏のトラブルを抱えた肌にいい。東京・中目黒のウォブクリニックのドクターが監修するブランドで、38種類の美容成分を凝縮。シミケアだけでなく、保湿とエイジングケアまでできる一石三鳥なもの。週に1〜2回使ってみると肌が明るくなり、調子が良くなるのがわかるだろう。

 

アンプルール ラグジュアリーホワイト トリートメントマスクHQ 5980円(25ml×5枚) 10月5日発売予定

今から始めれば、 冬のカサカサも軽減可

ボディケアで注意することは、たとえ皮が剥けていても無理してはがさないこと。ましてやテープで無理にはがしたり、スクラブをかけたりするのはもってのほか! たっぷりと保湿して自然にはがれ落ちるのを待つべし。そもそもそんなになるまで肌を焼くこと自体が間違っているが。

さて、それらを踏まえつつ採り入れたいのはクナイプの『バスミルク』。寒さが増し、浴槽に浸かるのが楽しみになってくる季節。ただ湯に浸かるとせっかくの潤いが流れ出してしまう。そこで入浴剤の出番だが、天然の植物オイルで保湿ができ、優しく全身を包み込んでくれるものを選ぼう。このコットンミルクの香りはシアバター配合。やわらかな香りで子どもからお年寄りまで使えるのがいい。

クナイプ バスミルク コットンミルクの香り 実勢価格:1200円(480ml)

傷んだ肌にスクラブはNGだが、サンダルで角質肥厚したかかとだけは別。もし、かかとが白く角質で覆われているなら足用のファイルで優しく削ろう。その後は必ず保湿をするのを忘れずに。これを怠るとかえって角質が厚くなってしまうのだから。そんな時アベンヌの『コールドクリームN』が最適。生後3カ月の赤ちゃんから使えるものでアベンヌ温泉水とミツロウがたっぷり。かかとだけでなく、カサカサのひじやひざにも◎。

アベンヌ コールドクリームN 実勢価格:1500円(36g)

インナーケアで 体内から元気になる

夏の間は体の中もダメージを受けている。そんな時、リファの『コラーゲンエンリッチでケア』を。高濃度、高純度低分子のコラーゲンはあの富士フイルムとの共同開発。吸収の良い分子量2000〜3000のコラーゲンを16万mgも配合しているのはすごい。他にもビタミンCとシステインペプチドが古いコラーゲンの代謝にしっかり働いてくれる。

リファ コラーゲンエンリッチ 実勢価格:8800円(480ml)

もしビーチにいった人ならこれがいい。南フランスの腐らないメロンから抽出された聖心美容クリニックの『ドクターメロンアール』。ドクター監修の医療機関専売サプリメントでビタミンCの100万倍の抗酸化力のSODを含む。SODは紫外線への抵抗力が8倍になり、また激しい運動をした後の乳酸値の上昇と炎症の抑制もするとか。

聖心美容クリニック ドクターメロンアール 実勢価格:1万2500円(60粒)

良質な睡眠が、 明日の健康を作る

秋の夜長とはいいつつも不規則な生活をしていると乱れるのが睡眠。睡眠不足は心身ともに確実に調子が悪くなる。できれば入眠剤などに頼ることなく健やかな眠りを手に入れたい。そんな時に役立つのがヴェレダの『ラベンダーナイトオイル』。鎮静効果の高いラベンダーの精油を高配合。通常1%くらいだが、これにはなんと10%も含有するというのだから驚異的だ。使い方は簡単。寝る前に数滴手のひらに取って、首筋をマッサージしたり、その香りをかぎながら深呼吸するだけ。実際に筆者が使ってみたところ深い眠りを得られた。

ヴェレダ ラベンダーナイトオイル 2800円(20ml)10月25日発売予定

夏から秋は環境が劇的に変化するため、きちんとメンテナンスしないと体全体のパフォーマンスが落ちてしまう。特に30代を過ぎると自己回復力がグンと下がるので適材適所のアイテムを使って、自己管理を徹底しよう。

文/藤村岳

藤村岳(ふじむらがく):大学卒業後、編集者を経て独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論で、総合情報サイトAll Aboutの「メンズコスメ」ガイドなどとして活躍中。最新著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)がある。

『デジモノステーション』2017年11月号より抜粋

関連サイト

男性美容研究所 藤村岳danbiken.net

シュウ ウエムラ クレンジングオイルシャンプー 400ml リファコラーゲン エンリッチ 480mL(約1か月分)

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“なりたい自分”を香りで演出。失敗しない香水の選び方【藤村岳の「男美均整のミナオシ」】

藤村岳の「男美均整のミナオシ」

「通常、男性がめったに触れないであろうコスメや身だしなみの最新情報や技術などを紹介し、日々の生活を新しい視点から見直せるようにしたい」という、男性美容研究家・藤村岳が、一流男子の所作や振る舞い、装いを身につけることの大切さを毎月綴る。

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前回は、好調なメゾンフレグランスをビジネス面から取り上げた。しかし、「もっと香水を知りたい」「今秋の香りのトレンドは?」という声も挙がったので、今回は具体的な作品を紹介していこう。

失敗しない香水の選び方

その前に香水を選ぶときのコツを2つ。ボトルから試香紙に吹きつけた香りですぐ判断せず、15分くらい経てから決めること。トップノートはそのくらいで揮発し、最も長く続くミドルノートが好みかどうかを見極めるものだからだ。できれば肌に纏ってその変化をみよう。たとえ同じ香りでも、人によって変わり方が異なる。

また香水には性別や賦香率といった区分もあるが、あまり囚われなくていい。極論を言えばボトルのデザインだけで選んでもよいのだ。香りの好みは、その時の気分や状況によって左右される。好みがブレない方が不思議なくらい。心の声に素直に従おう。

ビジネスに使える正統派な2つの香り

さて、今の注目株は、かのナポレオンの血を引くプリンス ミュラによって1930年に創設されたル ガリオン。その名は一度、消えたが不死鳥のごとく復活した伝説のブランドだ。そこの『スペシャル フォー ジェントルメン』が筆者のイチオシ。1947年に誕生した名香で、エレガントな男らしさを湛えている。シナモン、アンバー、オークモスといった古式ゆかしい調合は貫禄を出すのに最適。ビジネスシーンでスーツに合わせるといいだろう。

ル ガリオン スペシャル フォー ジェントルメン 実勢価格:1万9980円(100ml)

仕事モードに向くものならイル プロフーモの『ムスク ブルー』もいい。シルヴァナ・カソーリが希少な天然香料で調香するこだわりのブランドで、これは特にイノセントな作品。決して邪魔をすることなく優しく寄り添う。周囲に心地よさを与えるので普段使いにぴったりだ。

イル プロフーモ ムスク ブルー 実勢価格:1万4040円(50ml) 1万8360円(75ml)

華やぎも安らぎも香りでシーンを演出

もし、華やかなパーティーへと出席する機会があればぜひ、お勧めしたいのがクリードの『レ ロワイヤル エクスクリュジブ ジャルダン アマルフィ オードパルファム』だ。区分けとしては女性用のフローラル系で、ローズが香るのだがハイチベチバーやホワイトムスクなどがラストノートに配されているので、決して女っぽ過ぎるということはない。この高貴な香りを男性が纏うと途端に洒落者になれる。香りに慣れた人なら、他人とかぶらないようにあえてハズすテクを用いるのがいい。

クリード レ ロワイヤル エクスクリュジブ ジャルダン アマルフィ オードパルファム 実勢価格:5万4000円(75ml)

安らかに過ごす時に使いたいのがラルチザン パフュームの『ビュコリック ド プロヴァンス オードパルファム』。南仏・グラースの風のようにラベンダーが爽やかに香る。そこにレザーの落ち着きが組み合わさり、とびきりの心地よさを味わえる。

ラルチザン パフューム ビュコリック ド プロヴァンス オードパルファム 実勢価格:2万1060円(100ml)

森林浴などアウトドアへと出かけるなら、ジョー マローン ロンドンの『イングリッシュ オーク&ヘーゼルナッツ』がベスト。とにかく女性ウケがいいメゾンで、その上品な佇まいと穏やかな香りが人気。この新作は土や木にインスパイアされたアーシーなもので自然との相性が抜群。

ジョー マローン ロンドン イングリッシュ オーク&ヘーゼルナッツ 実勢価格:8640円(30ml) 1万7280円(100ml)

押さえておきたい今季の新しい香水たち

ここまでは、専業のメゾンフレグランスを紹介してきたが、より親しみがあるブランドの新作香水も見ていこう。

女性から見た理想の男性の香りとして名高いゲランの『ロム イデアル』から待望のスポーツが登場。ビジネスなど様々なフィールドで活躍する理想のプレイヤーがコンセプトで、爽やかさと力強さを感じられる。アーモンドやアクアノートを加えたことで躍動感が出た。仕事にデートにとその汎用性は広く、1本持っておくと便利だ。

ゲラン ロム イデアル 実勢価格:8856円(50ml)

人生を楽しむことにおいて一日の長があるイタリア人。彼らのそんな前向きな明るい態度はやはり香りにも反映されており、サルヴァトーレ フェラガモの『ウォモ カジュアルライフ』はまさにその化身。ウッディグリーンという香調は嫌みがなく、とにかくポジティブ。ヴァイオレットリーフやアイスコーヒーの爽やかな苦味が利いていて、日中用香水として揃えたい。

サルヴァトーレ フェラガモ ウォモ カジュアルライフ 実勢価格:7020円(30ml) 9072円(50ml) 1万2744円(100ml)

一方で、しっとりとした秋の夜にふさわしいのがジバンシイの『ジェントルマン オーデトワレ』。1975年にできた伝説の香りを現代的に再解釈。甘やかなペアーから始まり、高貴なアイリス、清潔なラベンダーが香る今様の紳士の佇まいだ。レストランデートで活躍するだろう。

ジバンシイ ジェントルマン オーデトワレ 実勢価格:8640円(50ml) 1万2420円(100ml)

今どきな男らしさを香りでアピールする

秋になってレザージャケットに合わせる香りならコーチの『コーチ マン オードトワレ』だろう。ご存知の通りアメリカのブランドで、バッグ等の革製品が有名なコーチ。そんな出自だからこそ、親和性が高い。すっきりとした梨、スパイシーなカルダモン、コリアンダーなどとともにラストのスエード香料が体を包み込む。

コーチ コーチ マン オードトワレ 実勢価格:6372円(50ml) 9720円(60ml) 1万4472円(100ml)

クルーズやサーフィンなどまだまだ海を楽しむ人であればプラダの『ルナロッサ カーボン』を選ぶべきだ。同ブランドのヨットの名前を冠したシリーズの新作は黒炭や鉱石などのクールな金属的な要素を採り入れた。核となるラベンダーなど植物の天然香料とこれらを融合させることで意外性に満ちた躍動感が出てきた。香りで男らしさをアピールしたいならこの2本を使いこなして欲しい。

プラダ ルナロッサ カーボン 実勢価格:8100円(50ml) 1万2528円(100ml)

何度も言うが、嗅覚は大脳に直結し、自分と周りの情動に作用する。なりたい自分、見られたい自分を演出するのにこれほど便利なツールはないのだ。

文/藤村岳

藤村岳(ふじむらがく):大学卒業後、編集者を経て独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論で、総合情報サイトAll Aboutの「メンズコスメ」ガイドなどとして活躍中。最新著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)がある。

『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋

関連サイト

男性美容研究所 藤村岳danbiken.net

GIVENCHY(ジバンシイ) ジェントルマン オーデトワレ (50ml) GUERLAIN(ゲラン) ロム イデアル スポーツ

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モテる男は香りという名の媚薬をまとう。メゾンフレグランスの奥深い世界【藤村岳の「男美均整のミナオシ」】

藤村岳の「男美均整のミナオシ」

「通常、男性がめったに触れないであろうコスメや身だしなみの最新情報や技術などを紹介し、日々の生活を新しい視点から見直せるようにしたい」という、男性美容研究家・藤村岳が、一流男子の所作や振る舞い、装いを身につけることの大切さを毎月綴る。

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香水と時計はよく似ている。クオーツか機械式か、エタブリスールかマニファクチュールかなど、買うときに考えるだろう。ブランドは? デザインは? 機能はもちろん重要だが、そのルックスやヒストリーが選ぶ上で重要。香水も似ていて、出自には大きく分けて、2つの種類がある。香調や香料の濃度での区分もあるが作るブランドによっても分けることができ、ここが時計と似ているのだ。

ファッションなどの香水以外をメインとするブランドが展開しているものと、香水専業ブランドのもの。後者を特にメゾンフレグランスと呼び、珍重する。

実は今、メゾンフレグランスが絶好調。今回は読者諸賢にとってはあまりなじみがないかもしれない、香水の世界へご案内しよう。

高級品が激売れ! 20万円超香水も登場

夏は香水の季節。薄着になり、肌を露出するとそこに香りを乗せたくなる。軽めのシトラスや水を連想させるアクアティックな香りは日本人にも似合う。長い間、日本では無臭信仰と思われてきたが、若い世代を中心に香りを楽しむ人が増えている。昨今の香り付き柔軟剤ブームは男性にも多くファンがいるし、何しろ香道という日本独自の香りを楽しむ文化さえある。

若い頃は香水を楽しんでいたという人も多いはず。20年以上前に出たジバンシイの「ウルトラマリン」は今でも人気だし、一世を風靡したカルバン クラインの「CK ONE」も健在だ。これらファッション系の香水はそのブランド力や広告力で広く人口に膾炙している。無論、香りが素晴らしいのは言うまでもないが。

そんな中で、メゾンフレグランスが売れている理由はなんだろう? 幅広い香水を扱う商社・ブルーベル・ジャパンの松塚雅代さんによると「性別や世代を問わず、本質的なもの好まれる方は、メゾンフレグランスの持つストーリーに高い関心と魅力を感じていただいているようです」とのこと。そう、自分だけが知っていると思わせる、ニッチさが魅力だと筆者も思っている。

実際、銀座シックスでは今もっとも注目を集めているメゾン系の旗手・フランシス クルジャンの「アクア ユニヴェルサリス エキストレ ドゥ パルファム」が20万円もすると話題に。またチャーチル英国首相が愛用したペンハリガンも好調な売れ行きだそう。

▲GINZA SIX内のフレグランスショップ、サロン デ パルファムでのみ販売されている『メゾン フランシス クルジャン アクア ユニヴェルサリス エキストレ ドゥ パルファム』20万円(70ml)。

カウンセリングで 似合う香水が見つかる

また、フレグランスアドバイザーのMAHOさんは「グローバルな評価を得ながらも、独自性や職人気質、限定性といった価値を併せ持つから」と分析する。たしかにメゾンフレグランスはファッション系と比べると大量生産をしないことが多い。小ロットであれば高品質で希少な香料を使うことも可能。そういう点もまた大人の所有欲をくすぐる。

さらに前述のMAHOさんはパーソナルカウンセリングを行っており、エグゼクティブが自分に似合う香りを求めて足繁く通っているそうだ。その時に先入観を与えないためブランド名を伏せ、ブラインドで香りを試してもらう。時として我々は擦り込まれたブランドイメージに邪魔されて香りに集中できなくなる。そうすると、こだわりの詰まったメゾンフレグランスを選ぶことも多いのだとか。

▲フレグランスアドバイザー・MAHOさん主宰するプライベートトワレ。「パーソナル フレグランス セレクト」は120分で1万800円。予約はこちらから

最新の科学と南米の 伝統的な植物の融合

さて、筆者が今、もっとも注目しているメゾン系香水がアルゼンチン発の“フエギア 1833”だ。そもそもアルゼンチンの香水とはかなり異端で本場はやはり仏・伊を中心とした欧州。このブランドはインスピレーションや香料は南米から、そして生産及び研究所はイタリアでというハイブリッドな方式を採っている。ローカル色がありながらグローバルでもある。

そこで先日、来日した調香師のジュリアン・ベデル氏にインタビューをしてきた。彼にもなぜ、高価なメゾンフレグランスが人気なのかを尋ねてみると「この10年で“個”の表現が様々になされるようになりました。香りもそのひとつで、自分らしさを追究すると、他人とかぶらないものを求める人たちに響くのがそういう香り」とのこと。

▲来日した調香師のジュリアン・ベデル氏に筆者がインタビューを行った。日本で唯一の「FUEGUIA 1833」のフラッグシップショップはグランド ハイアット 東京の1Fにある。

以前も書いたが、嗅覚は脳の中でも生きることに直結する大脳辺縁系に作用する。纏う香りでその人となりが判断されてしまうこともある。だからこそ、欧米人はアイデンティティの表現として香水を利用する。

そんな状況を鑑みて、ジュリアンは新作を作った。それは“ムスカラ”というシリーズで、人間の原始的な欲求へと訴えかける。

この基になったのがクロアチアのノーベル賞を受賞した有機化学者のレオポルト・ルジチカの性ホルモンの研究。それに同じくノーベル医学生理学賞を取ったアメリカの生物学者リンダ・バックとリチャード・アクセルの嗅覚感覚の分子メカニズムの研究。この二つのリサーチに加え、ベデルは人類の経験的な知識により催淫効果を持つとされる南米の植物を研究した新しい香水を生み出した。

そう、ムスカラは女性も男性も性的な魅力を出すフェロモンを味方につけた。フェロモンを察知するヤコブソン器官(鋤鼻器)は人間では退化してしまったとされていたが、近年の研究では異なる説が唱えられている。フェロモンの可能性は未知数だ。飽くなき探究心やこだわりはメゾンフレグランスでなければなかなか実現できない。

最近、日常に追われて元気がないそんな我々のためにとっておきの1本を選んでもらった。「ムスカラ ボスウェリア」がそれ。この香気分子の構造は男性ホルモンのテストステロンに似ている。使っている原料はもちろん合成ではなく、神聖な香木として宗教儀式に使われていたもの。実際、香りを纏うと力強さが漲ってくるようだ。

たまにはブランドでなく香りを優先し、自分の嗅覚と鋤鼻器に任せてみよう。そこには貴方をアップデートする新たな出合いがあるかもしれない。

▲ベデル氏の意欲的な新作・ムスカラ。官能的な香料のムスクと仮面という意味のマスカラを合わせた造語。紹介した「ムスカラ ボスウェリア」3万4400円(100ml)の他にも多数ある。10月27日より発売予定。

文/藤村岳

藤村岳/大学卒業後、編集者を経て独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論で、総合情報サイトAll Aboutの「メンズコスメ」ガイドなどとして活躍中。最新著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)がある。

※『デジモノステーション』2017年9月号より抜粋

関連サイト

男性美容研究所 藤村岳danbiken.net

メゾン フランシス クルジャン アクア ユニヴェルサリス EDT スプレー 70ml メゾン フランシス クルジャン MAISON FRANCIS KURKDJIAN

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酷暑も快適!男の夏ケアアイテム厳選10【藤村岳の「男美均整のミナオシ」】

藤村岳の「男美均整のミナオシ」

「通常、男性がめったに触れないであろうコスメや身だしなみの最新情報や技術などを紹介し、日々の生活を新しい視点から見直せるようにしたい」という、男性美容研究家・藤村岳が、一流男子の所作や振る舞い、装いを身につけることの大切さを毎月綴る。

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天気予報では今年は猛暑だとか。毎年そんなことを聞いている気もするが……。今夏、少しでも快適に過ごす美容的解決法をご紹介しよう。

爽快系シャンプーは 大人の選択を

涼しく過ごすといえば、バスルームから。シャンプーを夏仕様に替えよう。筆者が毎年使っているのはアヴェダの「ローズマリーミント」のシリーズ。昔からある定番だがシャンプーとコンディショナーは数量限定。見つけたら早めにゲットしておくのがいい。このブランドはアーユルヴェーダの智慧による製品づくりが有名で、その原料の選びに定評がある。夏の頭皮は強い紫外線と多量の皮脂と汗、さらにエアコンの乾燥などでとにかく傷む。そんな時はただ単にスースーするだけではなく、優しくいたわりながら洗って潤せるものを使うべき。また短髪の男性は洗いっぱなしという人も多いが、コンディショナーで保湿もするほうがいい。顔などと同じで、乾燥は皮脂の過剰分泌やフケなどを招いてしまう。

アヴェダ ローズマリーミント シャンプー 実勢価格:2100円(250ml)

アヴェダ ローズマリーミント コンディショナー 実勢価格:2200円(250ml)

夏でも入浴で 疲れと暑さを洗い流す

次に入浴剤でもクールタイプをチョイス。バスクリンクールの「気分すっきりさわやかミントの香り」がいいだろう。夏には浴槽に浸からないよ、という男性も多いはず。しかし、きちんと入浴する方が疲れの取れ方が断然、異なる。湯に浸かるとその温熱効果で血行が促進され、浮力によって体を軽く感じる。また適度な水圧はむくみ対策にも有効だ。冬のような高めの温度にはせず、体温と同じか少し高めくらいにすればいい。その時にこのような爽やかな入浴剤があると、より入り心地がよくなる。

バスクリンクール 気分すっきりさわやかミントの香り 実勢価格:976円(600g)

さらにあると重宝するのがシャワー時に体に塗布して使うアイテムだ。例えば花王の「バブ爽快シャワー スーパーエクストラクールジェル アイスミントの香り」。個人的に夏の入浴時のシメとしてなくてはならないものになっている。夜、しっかり入浴した後にも、そして朝の寝汗を流すシャワー時にもその威力を発揮する。ただ塗って、流すだけと簡単なので、夏場はいつも常備。これがあれば入浴後に体を拭いていて汗が噴き出すなんてことがないスグレモノなのだ。

花王 バブ爽快シャワー スーパーエクストラクールジェル アイスミントの香り 実勢価格:616円(210g)

汗を制すれば、 すなわち暑さも制す

夏の暑さでなにが嫌か、というとその汗だろう。汗はニオイの元。最初は無臭だが、皮膚の常在菌などに分解され酸っぱい不快なニオイを発するようになる。この連載で何度も言及してきたスメルハラスメントに繋がるのだ。

そんな時は汗ケアを。もう、男性の間でもすっかりとおなじみになった洗顔シートの出番。今年は、大人の男性が持つに相応しいポール・スチュアートの「フェイシャルシート」がお勧め。汗や皮脂はもちろん、もう出てしまっているニオイも拭くだけで除去してくれる。極細繊維で、しかも厚手のペーパーは顔まわりだけでははもったいない。首や脇などもしっかりとケアを。持ち歩きにも適しているので、気になったらすぐに取り出して拭こう。汗対策はすぐにやることが重要だ。また化粧水も含浸しており、潤い補給ができるのもありがたい。乾燥はかえって皮脂分泌を招くのだから。

ポール・スチュアート フェイシャルシート 実勢価格:750円(15枚入)

また、普段の化粧水をプレディア スパ・エ・メールの「フローズン クラッシュトーナー N」のような“マイナス10度タッチ”のクール感の強いものにスイッチを。炭酸のジュワッとした弾ける感覚が心地よく、しかも、パウダーインなのでサラサラ肌をキープしてくれる。

プレディア スパ・エ・メール フローズン クラッシュトーナー N 実勢価格:4000円(150g)

表面積が大きい身体には、デ・オウの「プロテクトデオシャワー(ノーマルタイプ)」のようなスプレータイプが便利。メントールが配合されていて清涼感があるだけではなく、独自のシトラスハーブによる“ニオイベール”効果が嫌なニオイをごまかさず、爽やかな香りへと導いてくれるのが何ともうれしい。顔も身体も夏用のケアをする必要があると心得よ。

デ・オウ プロテクトデオシャワー(ノーマルタイプ) 実勢価格:640円(200ml)

不快な足と靴のニオイは 2つの方法で撃退!

いくらクールビズとはいえ革靴を履かないわけではない。足裏には多数の汗腺があり、蒸れる。そんなサウナ状態の靴の中は悪臭の温床となる。そこでサンタマルシェの「リフレッシュデオスプレー」で靴と足のニオイを解消したい。天然の緑茶成分と抗菌成分として有名な銀を用い、嫌なニオイを消臭。オフィスで靴を履き替える、座敷へ上がるなどのシーンにも安心して対応できる。

サンタマルシェ リフレッシュ デオスプレー 実勢価格:900円(160ml)

靴の対策と同時に足そのものへの対策も重要だ。ラッシュの「パパの足」がきっと手助けしてくれる。朝、靴下を履く前にこれをひと振り。吸湿性の高い重曹とカオリンが余分な汗を吸収。またオーストラリアの先住民が古くから利用してきたティーツリーも配合され、肌を清潔にしてくれる。サラサラ感を続求めるなら、やはりパウダーアイテムの一択だろう。

ラッシュ パパの足 実勢価格:920円(65g)

靴や足のように見えないところだからといって疎かにしてはいけない。デクストの「デリケートゾーンリフレッシュシート」は男性のアノ部分専用のシート。ボディ用の強烈なアルコールでデリケートな部分を拭いてしまうと、その刺激ゆえにかえって不快になる。粘膜に近いので、専用のアイテムを使うべき。さっぱりできて保湿成分も配合しているから、優しくニオイ&蒸れケアができる。

DEXT デリケートゾーン用リフレッシュシート 実勢価格:1620円(10枚入)

このように工夫次第で暑さによる不快さは減らすことができる。汗と皮脂コントロールは悪臭を減らし、自分は快適に、貴方の周囲の人も不快を感じなくて済むのだ。

文/藤村岳

藤村岳/大学卒業後、編集者を経て独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論で、総合情報サイトAll Aboutの「メンズコスメ」ガイドなどとして活躍中。最新著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)がある。

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋

関連サイト

男性美容研究所 藤村岳danbiken.net

デ・オウ プロテクト デオシャワー 200mL

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