金融

低金利、異業種参入、金融規制強化…立ちはだかる三大脅威 大手銀の伝統的ビジネスモデル限界

 メガバンクが構造改革に踏み切るのは、今後、一層の経営環境の悪化が予想されるからだ。低金利下で利ざやが稼げず、銀行が独占してきた送金や決済の分野には異業種が参入、その一方で国際金融規制は強まる方向だ。北海道拓殖銀行と山一証券が破綻した平成9年11月の金融危機からちょうど20年、銀行は今、転換期を迎えている。

カード・アパートローン 各行、自粛の動き広がる

 銀行大手5グループのカードローンとアパートローンの9月末の貸付残高が14日、出そろった。カードローンの残高総額は3月末に比べ2・1%増の計1兆8609億円、アパートローンは非公表のみずほ銀行を除き1・2%減の7兆6038億円だった。

大手銀、4年ぶり最終増益 本業のもうけは3割減で構造改革へ

 大手銀行5グループの平成29年9月中間連結決算が14日、出そろった。最終利益の合計は前年同期比10・1%増の1兆5333億円と、4年ぶりに増益に転じた。円安による海外収益の押し上げが寄与した。ただ、本業のもうけを示す実質業務純益(単体または傘下銀行の合算)は全社が落ち込み、計27・8%減少。歴史的な低金利で預貸の利ざや縮小が続くほか、人員や店舗などの高コスト体質が足を引っ張っている。