銘柄分析

レポートでご紹介した銘柄のパフォーマンス振り返り

直近のレポートでご紹介した銘柄のパフォーマンスは?

(写真=Thinkstock/GettyImages)

「銘柄フォーカス」では、一定のテーマに沿ったトピックをご紹介し、業績やバリュエーションをスクリーニングしてトピックに関連した銘柄をご紹介している。前回のレポートで過去9月に好調だった銘柄および不調だった銘柄の今年の9月のパフォーマンスをご紹介した。今回のレポートではその他の直近のレポートでご紹介した銘柄のパフォーマンスをご紹介したい。

まず、8月28日に掲載した「株価下落時に投資を検討したい業績好調の出遅れ銘柄は」である。当時は日経平均が1万9500円を割り込んでおり、予想PER等から判断すると日本株は割安な水準にあり打診買い(少しずつ買い下がっていくこと)をするのは良い水準ではないかという主旨のレポートだった。そして、業績が長期的に増収増益基調でさらに株価が市場対比で出遅れている銘柄をご紹介した。

具体的にご紹介したのは、カカクコム <2371> 、ぐるなび <2440> 、エービーシー・マート <2670> 、ユニゾホールディングス <3258> 、ソースネクスト <4344> 、ドンキホーテホールディングス <7532> 、三井不動産 <8801> の7銘柄である。レポートを掲載した8月28日と昨日10月5日の株価を比較した結果は以下のとおりであった。

7銘柄のすべてがプラスリターンを達成した。同期間の日経平均の騰落率を上回ったのが3銘柄、下回ったのが4銘柄で、7銘柄の平均リターンは6.3%と日経平均のリターンをやや上回った。まずまずの結果と言えるかもしれない。

続いて9月8日のレポート「急落のマザーズ市場動向 ~投資妙味がありそうな銘柄は~」である。このレポートの主旨はマザーズ指数が急落したことを受け、マザーズ指数のバリュエーションを検証、投資妙味がありそうな銘柄をご紹介することであった。増収増益基調にありながら、マザーズ市場の当時の平均PSR(株価売上高倍率)を下回る銘柄をご紹介した。

具体的にはエムビーエス <1401> 、AMBITION <3300> 、ビーロット <3452> 、パルマ <3461> 、エヌ・ティ・ティ・データ・イン <3850> 、コラボス <3908> 、日本動物高度医療センター <6039> 、レントラックス <6045> 、リンクバル <6046> 、ソネット・メディア・ネットワークス <6185> の10銘柄である。9月8日と10月5日の株価を比較した結果は表2のとおりである。

10銘柄中9銘柄がプラスリターンとなり、6銘柄が同期間のマザーズ指数のリターンを上回った。2割以上上昇した銘柄が4つあり、10銘柄の平均リターンはマザーズ指数の2倍近くとなっている。偶然によるところが大きいと考えるが、かなりの好結果と言えそうだ。

最後に、9月19日に掲載した「リーマン・ショック後に一番あがっている指数とは? ~好業績の割安銘柄をご紹介~」についても検証したい。本レポートでは、リーマン・ショック後に最も上昇している主要な国内株価指数が東証2部指数であること、現在の東証2部指数の特徴や好業績にも関わらず割高感のない銘柄などをご紹介した。

紹介した銘柄は、桧家ホールディングス <1413> 、大盛工業 <1844> 、コーセーアールイー <3246> 、ニチリン <5184> 、ノザワ <5237> 、エスティック <6161> 、カネミツ <7208> 、エリアクエスト <8912> 、日本社宅サービス <8945> 、アルプス物流 <9055> 、旭情報サービス <9799> の11銘柄である。9月19日と10月5日の株価を比較した結果は表3のとおりである。

11銘柄中プラスリターンが8銘柄、東証2部指数のリターンを上回ったのは5銘柄だった。桧家ホールディングスが10%超上昇の好リターンとなったことなどから、11銘柄の平均リターンは2.5%と東証2部指数を上回っている。こちらもまずまずの結果と考えられる。

直近3つのレポートでご紹介した銘柄の紹介時点と昨日時点を比較したリターンを集計した。3つのレポートでご紹介した銘柄の平均リターンは、いずれのレポートでも比較している株価指数のリターンを上回っており、筆者としては胸をなでおろしたというところである。ただ実際のところどのレポートもご紹介してから短期間しか経過しておらず、運・たまたまの要素が大きいと考えている。

筆者は以前にも記したように株価は企業の業績やバリュエーションと非常に大きく関係があり、業績がしっかりしているのにもかかわらず市場の評価が低い銘柄を狙うのが基本であると考えている。いずれのレポートにおいても、業績の伸びやバリュエーションを考慮してご紹介しているので、今回の結果にも少しは関係しているのかもしれない。今後も業績の伸び・割安なバリュエーションという視点で銘柄をご紹介し、適宜株価の推移もご紹介してまいりたいと考えている。ご参考いただければ幸いである。

益嶋 裕 マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部マネージャー

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【投資のヒント】上期に苦戦しながらも評価が高い銘柄は

先週末で2017年度の上期も終了となりました。その上期を振り返ると3月末に19,000円を小幅に下回る水準だった日経平均は地政学リスクが高まったことで4月中旬に18,000円台前半まで調整しましたが、持ち直すと6月には20,000円の大台を回復しました。

(写真=Thinkstock/GettyImages)

その後20,000円前後で揉み合った日経平均は9月に19,000円台前半まで下落する場面もありました。しかし、地政学リスクが後退したこともあって20,000円台を回復して9月末を迎えています。

こうしたなか今回は上期に苦戦しながらも評価が高い銘柄を取り上げてみました。具体的には上期の株価パフォーマンスがマイナスとなったTOPIX500採用銘柄のなかから強気(強気とやや強気の合計)の割合が6割以上のものをピックアップしています。

例えば上期に株価が1割以上下落した日立ハイテクノロジーズ <8036> や日本碍子 <5333> では強気評価の割合が7割超となっているほか、上期の株価がわずかにマイナスとなったセブン&アイ・ホールディングス <3382> では強気評価の割合が9割を上回っています。

金山敏之(かなやま・としゆき) マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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衆院解散・総選挙 「教育無償化」で注目される17銘柄

安倍晋三首相は10月22日に投開票が予定されている衆院選の争点として、消費税率を10%に引き上げた際の増収分について、当初予定していた財政健全化に振り向ける割合を減らし、新たに幼児教育無償化の財源に充てるという方針を表明した。

首相が掲げているのは「全世代型」の社会保障で、これまで高齢者に重点配分していたところを現役世代にも振り向けようとするもの。高等教育の無償化や幼稚園・保育所費用の無償化などが進められることになり、教育関連銘柄にも影響が出ることになりそうだ。

(1)幼児活動研究所 <2152>

(写真=PIXTA)

同社は全国の幼稚園・保育園において正課の体育指導を行っている。また、各種スポーツクラブのほかに五反田校、三郷校、たまプラーザ校3校のYY塾を展開、読み書きや計算、音楽や体操等の活動を通して児童の可能性を引き出す工夫を追求している。さらに同社は、こうした経験を通じたノウハウを活かし、日本で初めての幼稚園・保育園の経営コンサルティング事業も展開中だ。

(2)市進HD <4645>

同社の連結子会社11社の中核を担っているのは、1965年創業の学習塾「市進学院」や現役高校生を指導する「市進予備校」の運営を手掛ける「市進」だ。他に、小学校1年生から高校卒業生までを対象とした個別指導塾「個太郎塾」、家庭教師派遣「プロ家庭教師ウイング」、医学部受験プロ指導「ハイパーウイング」を運営する「個学舎」などがある。

(2)明光ネットワークジャパン <4668>

同社は小中高向け個別指導の補習塾「明光義塾」をFC軸に展開している。同塾はパーテーションで仕切った勉強机で学年の異なる生徒が自習を進める中、疑問が生じたときは巡回している先生に質問するという独特のシステムを取り入れている。受験勉強と言うよりも、自営業など家庭環境が勉強に向いていない生徒に自習の場を提供しているというユニークな経営手法が評価されている。

(3)秀英予備校 <4678>

静岡を地盤とする同社は、「小・中・高一貫教育」というスタイルを貫いている。一貫した教育理念の下で、各生徒個人の学習スタイルと学力を把握した環境を継続、その結果として教師にとっても生徒・保護者にとってもより効果的な学習成果が期待できるのだと言う。

(4)クリップコーポレーション <4705>

愛知を地盤としながら関東でも事業を拡充している同社は、小中学生向けの学習塾と、幼児から小学低学年を対象とするサッカー教室とを2本柱としている。同社の展開するPICL(ピックル)学習教室・遊comm.・東京進学塾CLIP(クリップ)・螢雪パーソナル東京は、35年の実績を持つ個別対応指導によって、成績や内申点のUPを目指している。

(5)リソー教育 <4714>

同社は首都圏を地盤に個別指導受験塾の「TOMAS」を中心に、幼児教育、家庭教師派遣、英会話などを手掛けている。「TOMAS」は高所得者層を顧客に、ハイレベルな進学指導を行うことで知られており、偏差値だけでなく、校風や教育理念、将来の進路などを踏まえた妥協のない志望校選びを出発点に、個人別の合格逆算カリキュラムに基づく「完全1対1個別指導」を実施している。

(6)早稲田アカデミー <4718>

小学生から高校生まで、志望校への高い合格率を誇る集団指導塾「早稲田アカデミー」、通称「ワセアカ」を運営する同社は、最先端の英語教育にも力を注いでいる。また同社の傘下には、医歯薬系専門の大学受験予備校「野田クルゼ」を運営する野田学園や、茨城県内で小中学生対象の進学塾を運営する水戸アカデミーなどがある。

(7)城南進学研究社 <4720>

同社は川崎を地盤に、大学受験教育事業の「城南予備校」「城南AO推薦塾」「城南医志塾」、個別指導教育事業の「城南コベッツ」、乳幼児教育事業の「くぼたのうけん」「ズー・フォニックス・アカデミー」「幼児さんすうスクールSPICA」「城南ルミナ保育園」、キャリア教育の「城南就活塾」等を運営している。さらに、生徒や保護者の教育に関する意識とニーズの多様化に対応することを目的に、デジタル教育事業を含めた総合教育機関である「城南進研グループ」を形成している。

(8)京進 <4735>

京都、滋賀を地盤とする学習塾の同社は、学力の底力である「見えない学力」を育み「見える学力」を大きく伸ばすという教育理念のもとに、FC主体の個別指導を実施している。また、脳科学理論により科学的に証明された効果を取り入れたオリジナル学習手帳の「リーチング学習手帳」や、保育園・日本語学校・英会話教室などの展開にも積極的だ。

次のページ(9)東京個別指導学院 <4745>

「ノーベル賞」関連銘柄 過去の受賞時には何がどう反応した?

2017年もノーベル賞発表の時期を迎え、10月2日には生理学・医学賞に米国人3人が、3日には物理学賞に重力波検出物理学実験施設のチームに属する米国人3人が、4日には極低温状態で解像度を増した電子顕微鏡を開発したスイス人らの3人が、それぞれ受賞者となった。

5日以降の発表で日本人の受賞者が出るのかどうかに注目が集まっているが、やはり気になるのは関連銘柄の動向だろう。以下では過去の受賞分野と反応した銘柄を確認していく。

2012年の生理学・医学賞は山中伸弥氏に

(写真=PIXTA)

2012年には、京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞の作製で生理学・医学賞を受賞したことを受けて、再生医療関連株が上昇した。山中教授が所長を務めるiPS細胞研究所に材料供給をしているタカラバイオ <4974> は、10月9日の出来高18万6900株に対し、10日には一気に789万5400株にまで急増、株価も10日の終値495円から急騰を続け、16日には915円を付けるに至った。

また、移植などに用いる自家培養表皮や軟骨などの開発を進める再生医療ベンチャーのジャパン・ティッシュ・エンジニアリング <7774> も、10月5日の出来高は僅か84株だったのが、10月9日には6091株にまで急増、株価も5日の終値6万5500円から急騰モードに入り、15日には9万1300円となった。

2014年のハイライトは「青色ダイオード」

2014年のノーベル物理学賞を受賞したのは、高輝度で白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明にかかわった名城大学の赤坂勇終身教授、名古屋大学の天野浩教授、米国籍でカリフォルニア大学の中村修二教授の3名だった。

商業施設や工場向けのLED照明を手掛ける遠藤照明 <6932> は、10月7日の出来高が12万9300株、株価が1243円だったのに対し、8日には出来高40万9300株、株価1273円となった。

また、LEDチップなどを製造している豊田合成 <7282> は7日の出来高の40万3800株が8日には208万2600株にまで膨れ上がったし、照明器具を製造している星和電機 <6748> も7日の出来高5000株を8日には41万株にまで急増させるなど、LED関連銘柄が囃された。ただこうした動きも、LEDが既に巨大市場に育っていたことを考えると、「受賞のご祝儀」といった色彩が否めないのかもしれない。

次のページ2015年は生理学・医学賞の大村智氏と物理学賞の梶田隆章氏

【投資のヒント】上値余地が大きそうな最高益更新予想銘柄は

3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期は上場企業の約7割が増益を確保し、2割を超す経常増益となったようです。そしてこのように第1四半期が好調な決算となるなか最高益更新を予想する3月決算企業も少なからずみられます。

(写真=Thinkstock/GettyImages)

そこで今回は営業利益で最高益が見込まれる3月決算企業のなかから目標株価コンセンサスが株価を2割以上上回り、上値余地が大きそうな銘柄を取り上げてみました。

例えば日本水産 <1332> では目標株価コンセンサスが株価を5割近く上回るほか、雪印メグミルク <2270> や亀田製菓 <2220> 、ブイ・テクノロジー <7717> でも目標株価コンセンサスが株価を3割以上上回っています。

金山敏之(かなやま・としゆき) マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】 ・雇用統計に賭けろ 2017米国の経済指標並びに株式市場の強さに牽引されて堅調な展開 但し、週後半には様子見ムードが強まりそう第31回 ノーベル賞ウィークの見どころと重たい課題欧州選挙ラッシュの最終章:ドイツ総選挙、カタルーニャ住民投票の行方と為替への影響過去10年、10月に勝率9割の銘柄とは?

10月5日(大引け)勝ってる人の買ってる株・売ってる株

本日は、“日経平均が2万円を回復してから昨日まで(9/19-10/4)勝ってる人”が、本日の前場に「買った株」、「売った株」。

本日の「勝ってる人の買ってる株・売ってる株」は以下の通り。(提供:岡三オンライン証券

(写真=Thinkstock/GettyImages)

勝ってる人の買ってる株

順位 / 銘柄コード / 銘柄名 / 市場 / 買人数比率 / 終値 / 前日比 1 / 6740 / ジャパンディスプレイ / 東証1 / 56.4% / 253 / -21 2 / 2060 / フィード・ワン / 東証1 / 51.9% / 307 / 33 3 / 2437 / シンワアートオークション / JQS / 54.5% / 659 / 33 4 / 6178 / 日本郵政 / 東証1 / 91.7% / 1300 / -8 5 / 6758 / ソニー / 東証1 / 100.0% / 4139 / -78 6 / 3807 / フィスコ / JQG / 54.1% / 406 / -18 7 / 3053 / ペッパーフードサービス / 東証M / 55.6% / 5440 / -510 8 / 6556 / ウェルビー / 東証M / 53.6% / 3050 / 3050 9 / 3773 / アドバンスト・メディア / 東証M / 53.6% / 1010 / -5 10 / 2488 / 日本サード・パーティ / JQS / 53.8% / 1147 / 150

勝ってる人の売ってる株

順位 / 銘柄コード / 銘柄名 / 市場 / 買人数比率 / 終値 / 前日比 1 / 8267 / イオン / 東証1 / 15.9% / 1714.5 / 35 2 / 6938 / 双信電機 / 東証1 / 37.8% / 607 / 100 3 / 6208 / 石川製作所 / 東証1 / 47.5% / 3945 / 455 4 / 1514 / 住石ホールディングス / 東証1 / 46.7% / 155 / 1 5 / 7974 / 任天堂 / 東証1 / 43.5% / 42540 / 520 6 / 2371 / カカクコム / 東証1 / 25.0% / 1508 / 46 7 / 4666 / パーク24 / 東証1 / 26.7% / 2749 / 45 8 / 2315 / カイカ / JQS / 44.4% / 71 / 1 9 / 3064 / MonotaRO / 東証1 / 30.8% / 3100 / 80 10 / 9501 / 東京電力ホールディングス / 東証1 / 35.7% / 465 / 4

売買人数が拮抗している株

順位 / 銘柄コード / 銘柄名 / 市場 / 終値 / 前日比 1 / 6658 / シライ電子工業 / JQS / 550 / 38 2 / 5955 / ヤマシナ / 東証2 / 72 / 0 3 / 8029 / ルック / 東証1 / 402 / -1 4 / 6999 / KOA / 東証1 / 2263 / 153 5 / 6848 / 東亜ディーケーケー / 東証1 / 787 / 62

本日の「勝ってる人の買ってる株・売ってる株」の定義はこちら

【関連株式ニュース 岡三オンライン証券へ】 ・増やした人の買い増した株(10月5日)

【投資のヒント】上期に苦戦しながら下期に挽回が期待されている銘柄は

先週末で2017年度の上期も終了となりました。その上期を振り返ると3月末に19,000円を小幅に下回る水準だった日経平均は地政学リスクが高まったことで4月中旬に18,000円台前半まで調整しましたが、持ち直すと6月には20,000円の大台を回復しました。その後20,000円前後で揉み合った日経平均は9月に19,000円台前半まで下落する場面もありました。しかし、地政学リスクが後退したこともあって20,000円台を回復して9月末を迎えています。

(写真=Thinkstock/GettyImages)

こうしたなか昨日は上期に健闘しながら下期以降に一段の上昇が期待されている銘柄をリストアップしましたが、本日は上期こそ苦戦したものの下期以降に挽回が期待されている銘柄を取り上げてみました。具体的には上期の株価パフォーマンスがマイナスだったTOPIX500採用銘柄のなかから目標株価コンセンサスが9月末の株価を2割以上上回るものをピックアップしています。

例えば上期に株価が16%余り下落した日本碍子 <5333> ですが、目標株価コンセンサスは9月末の株価を26%余り上回っています。

金山敏之(かなやま・としゆき) マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】 ・雇用統計に賭けろ 2017米国の経済指標並びに株式市場の強さに牽引されて堅調な展開 但し、週後半には様子見ムードが強まりそう第31回 ノーベル賞ウィークの見どころと重たい課題欧州選挙ラッシュの最終章:ドイツ総選挙、カタルーニャ住民投票の行方と為替への影響過去10年、10月に勝率9割の銘柄とは?

10月4日(大引け)勝ってる人の買ってる株・売ってる株

本日は、“日経平均が急上昇(4/17-5/8)した時に勝った人”が、本日の前場に「買った株」、「売った株」。

本日の「勝ってる人の買ってる株・売ってる株」は以下の通り。(提供:岡三オンライン証券

(写真=Thinkstock/GettyImages)

勝ってる人の買ってる株

順位 / 銘柄コード / 銘柄名 / 市場 / 買人数比率 / 終値 / 前日比 1 / 7201 / 日産自動車 / 東証1 / 66.7% / 1089.5 / -13 2 / 6658 / シライ電子工業 / JQS / 51.2% / 512 / -73 3 / 3377 / バイク王&カンパニー / 東証2 / 52.9% / 222 / -6 4 / 6178 / 日本郵政 / 東証1 / 72.7% / 1308 / 0 5 / 6938 / 双信電機 / 東証1 / 57.7% / 507 / 33 6 / 7965 / 象印マホービン / 東証2 / 100.0% / 989 / -10 7 / 8306 / 三菱UFJフィナンシャル・グループ / 東証1 / 92.9% / 720.9 / -6.7 8 / 5942 / 日本フイルコン / 東証1 / 54.5% / 985 / 105 9 / 3810 / サイバーステップ / 東証M / 52.2% / 3315 / 185 10 / 3092 / スタートトゥデイ / 東証1 / 55.6% / 3340 / -125

勝ってる人の売ってる株

順位 / 銘柄コード / 銘柄名 / 市場 / 買人数比率 / 終値 / 前日比 1 / 6740 / ジャパンディスプレイ / 東証1 / 46.6% / 274 / 53 2 / 3321 / ミタチ産業 / 東証1 / 46.2% / 1471 / 111 3 / 2437 / シンワアートオークション / JQS / 47.2% / 626 / 96 4 / 1570 / 日経平均レバレッジ / 東証E / 38.1% / 17140 / 20 5 / 9984 / ソフトバンクグループ / 東証1 / 20.0% / 9244 / 94 6 / 3035 / ケイティケイ / JQS / 35.3% / 407 / -68 7 / 6208 / 石川製作所 / 東証1 / 47.6% / 3490 / 504 8 / 5216 / 倉元製作所 / JQS / 47.6% / 245 / 5 9 / 6753 / シャープ / 東証2 / 33.3% / 3720 / 150 10 / 8572 / アコム / 東証1 / 33.3% / 455 / 19

売買人数が拮抗している株

順位 / 銘柄コード / 銘柄名 / 市場 / 終値 / 前日比 1 / 3807 / フィスコ / JQG / 424 / -48 2 / 4764 / SAMURAI&J PARTNERS / JQG / 1531 / 4 3 / 5381 / Mipox / JQS / 811 / -24 4 / 8604 / 野村ホールディングス / 東証1 / 634.2 / -1 5 / 6218 / エンシュウ / 東証1 / 156 / -1

本日の「勝ってる人の買ってる株・売ってる株」の定義はこちら

【関連株式ニュース 岡三オンライン証券へ】 ・増やした人の買い増した株(10月4日)

仮想通貨の関連業務検討 ゴールドマン 売買仲介や情報提供 仮想通貨関連銘柄をご紹介

仮想通貨の関連業務検討 ゴールドマン 売買仲介や情報提供

(写真=Thinkstock/GettyImages)

米金融大手ゴールドマン・サックスは、ビットコインなど仮想通貨の関連業務への参入を検討するとの記事に注目です。ほぼ連日、仮想通貨関連の記事が掲載されていますが、とうとうゴールドマン・サックスまで参入するようです。まだしばらく仮想通貨のバブルが続きそうです。9月29日、金融庁が審査を通過した11社を「仮想通貨交換業」として登録したと発表しています。この11社に関連する上場企業が仮想通貨関連として注目されそうです。

◆ULSグループ <3798> 1,735円

◆リミックスポイント <3825> 1,111円

◆マネーパートナーズグループ <8732> 482円

◆セレス <3696> 1,306円

相場の福の神 前営業日の日経新聞半歩先読み

アサツーDK、ベインがTOB 売却代金の行方は?

◆電通 <4324> 4,940円 始値4,955高値4,980安値4,925終値4,940前日比ー出来高1,220,200

◆博報堂DYホールディングス <2433> 1,476円 始値1,492高値1,501安値1,483終値1,493前日比+17出来高889,500

◆サイバーエージェント <4751> 3,290円 始値3,325高値3,390安値3,315終値3,370前日比+80出来高1,134,900

相場の福の神 本日の注目銘柄

前営業日の全市場の新高値・安値、最高値・安値、値上がり・値下がり上位から、藤本が注目の銘柄をご紹介します。 全市場新52週間高値334新52週間安値22

◆ULSグループ <3798> 1,735円 新高値更新 一気に大幅高となりました。

◆フィスコ <3807> 472円 新高値更新 ストップ高です。

藤本誠之 (ふじもと・のぶゆき) SBI証券 客員アナリスト

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ADKにTOBしかけたベインキャピタルとは? 東芝メモリ売却でも活躍

米投資ファンドのベインキャピタルが広告3位で東証1部上場のアサツー ディ・ケイ(ADK) <9747> をTOB(株式公開買い付け)によって買収すると発表した。時価20%以上のプレミアム付き買い付け価格は1株3660円で、買い付け総額は約1500億円余りの見込み。

これまで、日本の数々の企業にTOBによる投資を進め、最近では東芝メモリめぐる買い手側との調整に主役として関与して注目されたベインキャピタルとはどんな存在なのだろうか。

2転、3転した東芝メモリ売却で主役務める

(画像=Webサイトより)

ベインキャピタル(本社・米マサチューセッツ州ボストン)は世界的なプライベート・エクイティ・ファンドで、2006年に日本オフィスを開設している。

これまで、すかいらーく、雪国まいたけ、大江戸温泉物語、日本風力開発などにTOBしてきた。同社は例えば2015年に、雪国まいたけ <1378> をTOB買収した。今年7月には、全株式を保有する雪国まいたけの49%の株式をコメ卸最大手の神明に譲渡すると発表。譲渡後も51%の株式を保有し続け筆頭株主の座は維持している。

ベインキャピタルの投資法は、TOBもしくは非上場企業の株式を買収して、年月をかけて育成、再上場や他ファンドへの売却によって利益を上げるもの。不採算部門の切り出し、株式非公開化、次世代継承、共同投資などによって事業価値を向上している。

東芝メモリに関しては、ベインキャピタルを軸とする日米韓の企業コンソーシアムが、株式譲渡に関する最終契約を結んでいる。杉本勇次・ベインキャピタル日本代表と東芝は、「東芝メモリ社の技術・生産体制の強化など、ベインキャピタルの経営資源・ノウハウをすべて投じ、企業価値の向上に取り組む」との考えを表明している。

東芝メモリについて、買収完了後2-3年で新規株式公開(IPO)させる計画だ(ブルームバーグによる)。IPOの正確な時期は東芝メモリの財務状況や市場環境に左右されるため、大幅に変わる可能性がある。ベインはIPOで従業員が利益を得られるよう、ストックオプション制度を導入する計画もあるという。(長瀬雄壱 フリージャーナリスト、元大手通信社記者)

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